ASCVD予防推進プログラム NEWS LETTER

2023年5月30日

No.01

平素はNPO法人北海道医療連携ネットワーク協議会の活動にご理解とご協力いただき有難うございます。昨年度末より開始しておりますASCVD(動脈硬化疾患)予防推進プログラムの進捗状況とそれに関連する情報について定期的にnewsletterでお知らせすることと致しました。今回は、1) 現時点でASCVD予防推進プログラムへの参加されている医療機関、2)本プログラムに関連の講演会、3) アプリ版あんしんお薬手帳の準備状況、についてご報告いたします。

1.「あんしんお薬手帳」を活用したASCVD予防推進プログラム参加医療機関

ASCVD予防推進プログラムには5月25日現在で全道各地の17の医療機関(図1)にご参加いただき合計で350冊あまりの「あんしんお薬手帳」をお届けしました。その他の2施設でも院内での対応を準備中となっております。ASCVD予防推進プログラムへ参加には締切日を設けておりませんので、既に参加の医療機関の皆様におかれましては近隣あるいは関連の医療機関に本プログラムへの参加をお声がけいただければ幸いです。
「あんしんお薬手帳」使用開始から1か月ほど経過をしましたのでお気づきの点やご要望もあろうかと存じます。つきましては、同封のアンケート用紙でお知らせ下さいますようお願いいたします。それらの問題点への対応につきましては次回のnewsletterでもお知らせの予定です。なお、次回のnewsletterでは、各医療機関にご了解いただいたうえで医療機関名も掲載を予定しております。
なお、ASCVD予防推進プログラムにつきましては7月ころより医療関連のメディアにも取り上げていただく予定となっております。

図1 ASCVD予防推進プログラム参加施設の分布

2.ASCVD予防推進プログラム講演会のお知らせ

本プログラムの推進にあたり、ICTを活用した先進的な医療連携を学ぶ機会として講演会を企画致しました。ICTを活用した病診薬連携システムについて八尾市立病院の小枝伸行先生にご講演いただきます(8月31日18:30~ 会場:札幌国際ビル 国際ホール)。八尾市立病院は、同病院を中心として市内の多くの医療機関と薬局がICTを用いて連携する非常にユニークな取り組み(図2)を10年以上前から進めてこられました。同院のホームページには医療機関へならびに患者への病診薬連携システムの説明も掲載されております。病診連携に市内の薬局との連携も加えた「病診薬連携」は優れた取り組みであり、道内の医療連携の向上のためにも有益なお話がうかがえるものと思います。ご講演後のQ&Aセッションにも十分な時間を予定しておりますので是非ご期待いただければと存じます。なお、講演会の当日ご都合のつかない方には後日録画をご覧いただけるよう計画しております。

図2 八尾市立病院 病診薬連携システム
マルホ医療関係者向けサイトより引用

3.アプリ版あんしんお薬手帳の準備状況について

アナログツールである「あんしんお薬手帳」はver.1の使用が開始となりましたので、その機能をアプリ版あんしんお薬手帳に組み込む検討作業を5月より進めております。MySOS・あんしんノートを運営するアルム社、ASCVD予防推進プログラム運営委員と本NPO法人のICT委員会を兼務の方を中心に、「あんしんお薬手帳」の内容、最近の電子処方箋に関する動き、既存のお薬手帳アプリ、などを踏まえつつ、今後3か月を目途にアプリ版あんしんお薬手帳の基本構成を決定する予定です。医療機関や薬局と個人のスマートフォンとでデジタルデータを共有するにはTeamクラウドシステムなど追加準備が必要となる問題への対応を含め、進捗について次回のnewsletterでお知らせいたします。なお、アプリ版あんしんお薬手帳が完成後も、アナログ版の「あんしんお薬手帳」をご希望の患者様にはそちらを継続してお使いいただけるよう手帳の部数を確保致します。

4.事務局からのお知らせ

本協議会へご入会いただきますと、会員に交付されるIDとパスワードを用いて、ネットワークシステムのご利用を開始いただけます。ぜひ医療情報連携ネットワークを医療・介護の分野でご活用ください。ご希望の方は本協議会ホームページよりダウンロードした入会申込書にご記入のうえ、事務局までメール、FAX、郵送にて送信してください。後日、正式に入会決定の通知をさせていただきます。
(※詳細はHP  https://hcp-meeting.jp/admission をご参照ください)

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