医療機関の皆さま|あんしんお薬手帳について

あんしんお薬手帳

Medicine Notebook

新しいお薬手帳・アプリを活用した
動脈硬化疾患予防プログラム概要

「予防管理目標共通ツールによるASCVD予防多職種連携の強化」

「あんしんお薬手帳」 は、動脈硬化性疾患(ASCVD)の予防と管理を支援するために当NPOにて開発したものです。この手帳は、患者さんの血圧、血糖、脂質などの管理目標値と進捗状況を一元的に記録し、医師、看護師、薬剤師などの医療従事者とともに情報を共有できるよう設計されています。患者さんは、診察時や薬局で手帳を提示することで、医療チーム全体の協力を得て、治療効果を最大限に引き出すことができます。令和5年4月から実施されているこのプログラムは、道内医療施設との連携を強化し、ASCVDの予防に取り組む実践的な試みです。医療者間の情報共有を通じて、患者さんの健康管理をサポートし、ASCVD発症リスクを低減することを目指しております。

危険因子の管理目標達成率の向上*

*同意が得られた患者さんからデータを収集し解析

脳卒中・心筋梗塞・慢性腎臓病予防の向上

※アプリ:MySOS あんしんノート改定版でもご利用いただきます

患者さまへ

「あんしんお薬手帳~脳卒中・心筋梗塞の予防のために~」のご紹介とお願い

患者様の動脈硬化予防のための
新しいお薬手帳を作成しました。

NPO北海道医療連携ネットワーク協議会では、患者様が動脈硬化をじゅうぶん予防できるように、新しいお薬手帳(あんしんお薬手帳~脳卒中・心筋梗塞の予防のために~)を作成しました。

 

動脈硬化を予防するためには、血圧、血糖、血中のコレステロールや中性脂肪を適切な値に管理することが大切ですが、それらの目標値は、患者さま個々人の年齢や病気の種類や程度によって大きく異なります。

 

病院・医院で診察をうけるときと薬局で処方箋を渡すときにこの手帳を提示して下さい。この手帳は、医師、看護師、薬剤師など医療職がお互いに協力して皆さまの療養を支援ができるように、治療とその効果についての情報を共有するためのものです。

 

患者様には、この手帳の「診断名と目標値」「目標への歩み」のページを特に注目していただきたいと思います。目標値が設定される背景については「予防の手引き」をごらんください。「目標への歩み」が最も大切なページで、医師、看護師、薬剤師がお手伝いしますのでぜひご自身で記入して、生活や服薬の工夫に役立てて下さい。また、目標の達成にむけてどのようにするのが良いか担当の医療職にご遠慮なくご相談ください。

 

また、この手帳をより良いものにするため調査を予定していますので、ご協力いただければ幸いです。
この手帳が皆さんの動脈硬化の予防にお役に立つことを願っております。

薬局の方々へ

多職種連携を目的とした
「あんしんお薬手帳~脳卒中・心筋梗塞の予防のために~」のご紹介とお願い

動脈硬化危険因子の重要性は広く知られていますが、危険因子が管理目標値に達している患者の割合は、国内外ともに満足すべき状況にはありません。その理由の一つに血圧をはじめとする危険因子の管理目標値を多くの患者さんが認識していないことがあります。
一方、医療の多職種連携が管理目標の達成を向上させるというエビデンスが蓄積されつつあります。そこで、本協議会では、危険因子の管理目標値を患者さん自身に理解していただき、その支援に関わる医師、看護師、薬剤師など多職種の医療職が管理目標の情報を共有して連携を強化できるよう、新たなお薬手帳を作成しました。

 

今回作成の手帳は、多職種連携による動脈硬化危険因子の管理向上を目的としており、
薬剤師の方々には、
①患者様が記載する「目標値への歩み」ページについてのご助言(記載がない場合にご指導、記載の代行など)
②必要に応じて医療連携欄のチェックと記載をお願い致します。

 

服薬指導をはじめご多忙とは存じますが、手帳活用へのご協力のほど何卒宜しく願い致します。

あんしんお薬手帳は
専用フォームより申し込み可能です。

あんしんお薬手帳専用申し込みフォーム

協議会事務局

NPO法人(特定非営利活動法人)
北海道医療連携ネットワーク協議会 事務局

住所

〒060-0812
北海道札幌市北区北12条西7丁目
北海道大学中央キャンパス総合研究棟2号館3階
高次脳機能創発講座内

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